1950年の東芝石坂泰三社長のコー世界大会参加以来、MRAは東芝、国鉄、石川島播磨重工など労使対立の激しい企業における労使間の信頼醸成活動を行った。
国鉄十河信二総裁、石川島重工土光敏夫社長と柳沢錬造労組委員長(後の参議院議員)、電信電話公社梶井剛総裁と全電通鈴木強委員長(後の衆・参議院議員)などとの連携による労使協調に貢献した。
1975年、国際MRA日本協会設立。(初代会長:土光敏夫経団連会長、柳沢錬造理事長)。
1976年第1回産業人会議が東京で開催。
1978年からは箱根の東芝、国鉄、日本通運、朝日生命の施設をお借りしての産業人会議として開催。以後小田原のMRAアジアセンターでのMRA国際会議、国際フォーラムなどと進化して2023年の第45回まで開催中。
1977年~87年まで東芝労使代表が、スイス・コーの産業人会議に出席。
この間国鉄、住友グループ、近鉄、日産自動車、日本通運、ジャスコ(現イオン)などの経営者や労組幹部も参加。
「誰が正しいかではなく何が正しいか」がこれらの労使間の合言葉となった。