IC国際フォーラムに出席した海外ゲストの皆さんは、フォーラム終了後、様々な関係団体の方々と交流しました。
国会では、国際IC推進議員連盟の中曽根弘文会長(元外務大臣、元文部大臣)と懇談しました。(写真1)中曽根会長からは、議員連盟と国際IC日本協会が後援した2月の東京平和円卓会議に参加した中東の宗教者の要請に応じて、当時日本政府が停止していた国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への財政支援の再開を外務省に要請し、それが実現したことが報告され、それに対して中東のゲストから深い感謝が表されました。また日韓関係の更なる関係改善に向けて両国のMRA/ICが協力し合うことも確認されました。
鳩山由紀夫元首相と孫崎亨元駐イラン大使との会談(写真2)では、各国政府によるパレスチナ国家承認による「二国解決案」の重要性と、国連の安全保障理事会のメンバーである日本政府の外交努力への期待が示されました。
パレスチナとイスラエルで人道援助活動を行っているパレスチナ子供のキャンペーン、ピースウィンズジャパン、JANIC、難民を助ける会との懇談(写真3)では、こうしたNGOによる献身的な活動に深い感謝が示されました。NPO側からは、昨年以来の現地での活動の様々な障害を改善するための要望が出されました。
世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会の戸松義晴理事長、松井ケテイ清泉女子大学教授、篠原祥哲事務局長との懇談(写真4)では、ICとWCRPの共通の友人も含めた多角的な和解活動で協力しあっていくことが確認されました。
このほか、世界各国の紛争仲介や人道援助活動を行っている、笹川平和財団角南篤理事長にも国際ICの活動について報告させて頂きました。日本政府関係者との懇談や、国会議事堂(写真5)、浅草寺、明治神宮、秋葉原電気街など日本の文化や歴史に触れる訪問も堪能して頂きました。
英国に帰国した直後に、イマド・カラムさんから8歳の甥子さんがガザで殺害されたとの悲報が届きました。またイスラエルに帰国するリール夫妻は、また戦争状態の国に戻らざるを得ない、とささやいていたことも心に残っています。日本は例外的に平和な国なのだと言っているようでした。