第46回ICフォーラムのご案内
分断の増す世界に、信頼と和解を

 国際IC(元MRA)は、戦後のドイツとフランスの和解、日本の国際社会復帰やアジアやアメリカとの和解、労使関係の改善、貿易摩擦の対応などに貢献してきました。現在は、国連と欧州評議会が認定するNGO(非政府組織)です。
 MRAとは、第2次大戦を前にしての「Military Re-ArmamentよりもMoral Re-Armamentを」との理念でした。いまの世界もウクライナとガザなどでの対立や社会の分断が加速し、当時の雰囲気とも比較されます。そこで、困難な中から信頼や和解をもたらす活動を行ってきた人々の体験を聴き、一人一人に何ができるかを探る対話の機会を設けたいと思います。
 是非お誘い合わせて、お気軽にお出かけ下さい

主催:公益社団法人国際IC日本協会

日時:11月10日(日)9時~11月11日(月)17時

会場:国際文化会館 東京都港区六本木5-11-6 電話:03-3479-1738

日程詳細

【11月10日(日)】
 9:00 開会、参加者紹介、 挨拶 国際IC日本協会 会長 藤田幸久
 9:15 基調講演:イマド・カラム博士(国際IC本部専務理事)
 10:15 映画上映:「平和を築いた人 フランク・ブックマン博士」
 11:30 体験報告:白鳥晴弘氏(911テロ被害者遺族)
 13:30 講演:ペマ・ギャルポ氏(岐阜女子大学南アジア研究センター所長)
 14:30 グループディスカッション
 16:00 自由討論

イマド・カラム  国際IC本部専務理事
パレスチナ・ガザ出身・英国在住。
ロンドン大学卒。ロンドン・シティ大学 博士課程卒。
中東における和解活動や、和解がテーマの映画を多数制作・受賞。映画「平和を築いた人 フランク・ブックマン博士」を制作。
昨年10月7日以来、両親、親族など約40人がガザで犠牲になったと言われる。

白鳥晴弘 911テロ被害者遺族
東京大空襲で家を焼失。終戦後両親を失う。元テレビアナウンサー。
911同時多発テロで一人息子を失う。その後長年
アフガニスタンの子供支援活動を行う。
現在は経営する居酒屋でウクライナ避難民を受け入れ。
9月9日NHK「映像の世紀」が、彼の生き様を放送予定

ペマ・ギャルポ 岐阜女子大学南アジア研究センター所長
チベット出身。5歳の時にダライ・ラマとともにインドに亡命。以来難民生活。12歳の時に来日。日本に帰化。亜細亜大学法学部卒業。モンゴル国立大学政治学博士。拓殖大学国際日本文化研究所教授などを経て、現在岐阜女子大学南アジア研究センター所長。ブータン国王来日の際は通訳を務めた。

日程詳細

【11月11日(月)】
9:00 – 初日の報告
9:15 – 基調講演:李柱榮氏(韓国MRA/IC本部総裁)
10:00 – 基調講演:中曽根弘文氏(国際IC推進議員連盟会長)
11:00 – 講演:長有紀枝氏(難民を助ける会会長、立教大学大学院教授)
13:00 – 日韓対話集会:ムーギー・キム氏(京都大学経営管理大学院博士課程)
14:30 – 講演:篠原祥哲氏(世界宗教者平和会議日本委員会事務局長)
15:30 – グループディスカッション
16:30 – 閉会式典

李柱榮 韓国MRA/IC本部総裁
元国会副議長、元海洋水産大臣。文化財の返還に関する日本政府と韓国政府の合意形成に貢献。尹錫悦大統領に近く、ルワンダの国際会議に大統領特使として参加。次期首相候補の一人とも報道される。

中曽根弘文 国際IC推進議員連盟会長
元外務大臣。元文部大臣。参議院議員。就任後に最初に韓国を訪問した文部大臣。日中韓童話交流事業など、日韓の様々な共同事業を支援している。

長有紀枝  難民を助ける会(AAR)会長、立教大学大学院教授
早稲田大学卒。東京大学大学院にて博士号取得。相馬雪香元国際MRA日本協会会長が創設したAARの職員として旧ユーゴスラヴィア、アフガニスタン、チェチェンなどの緊急人道支援や地雷対策・廃絶活動などに携わる。国連訓練調査研究所(UNITAR)理事なども務めた。2008年よりAAR理事長、2021年より同会長。2009年より立教大学大学院教授。

ムーギー・キム(金武貴) 京都大学経営管理大学院 博士課程
サスティナブルファイナンス 研究者ミネルバ大学日本理事 国際金融専門家(プライベートエクイティ)
慶応大卒業 INSEAD (フランス)MBA. 香港・シンガポールから日本韓国含めたアジア各国に投資する投資ファンドにて長年勤務。国際的なビジネス書作家としても知られ、書籍は六カ国語70万部を超える。
在日韓国人3世であり、日韓関係本のベストセラー「そっか、日本と韓国って、そういう国だったのか」は国際的に翻訳され、昨年の東北アジア青年フォーラムの日本人参加者に贈呈された。


篠原祥 世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会事務局長
英国ブラッドフォード大大学院平和学修士課程修了。東北大学公共政策大学院卒。2005年からWCRP日本委員会勤務。2011年~16年WCRP仙台事務所長として東日本大震災の復興支援。2020年現職。2021年東京大学人間の安全保障プログラム博士号取得。2020年現職。同年アジア宗教者平和会議(ACRP)事務総長就任。

【主催・参加申し込み】  公益社団法人 国際IC日本協会

〒160-0004 東京都新宿区四谷4-28-20 パレ・エネルテル206号

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電話:03-6273-1428
FAX:03-6273-1429